連載企画-バックアップについて考える3

スポンサーリンク
スポンサーリンク

37fc979e.gifさて、前回までは1台のパソコンを1人で使う場合のバックアップを考えました。

今回は、複数のパソコンを1人もしくは複数人で使う場合のバックアップを考えていきます。
テーマは、「ファイルサーバーを作って2重にバックアップしよう!」です。

図を見てください。
パソコン1とパソコン2という2台のパソコンがあるとします。
この場合、それぞれのパソコンにデータを入れておくと、データの同一性が保てないという問題が起こります。
例えば、パソコン1で作ったファイルをパソコン2にコピーして作業をしていた場合、同じ名前で内容が異なる(古いものと新しいもの)ファイルがそれぞれのパソコンに存在するという事になります。
作業を終えたらすぐにパソコン1に新しいファイルを上書きコピーしてしまえば問題はありませんが、これを怠ると、古いファイルで新しいファイルを上書きしたり、内容の新しいファイルがあるにもかかわらず古いファイルを使って作業をしてしまうという危険が生じます。

こういった問題を避けるには、パソコン1とパソコン2とは別にファイルの置き場所を作るのが1番良い方法です。
それが今回のテーマの「ファイルサーバー」です。

ファイルサーバーといっても堅苦しく考えることはありません。
古いパソコンを使っても良いですし、単にファイルの保存を専用にするハードディスクがあればいいのです。

但し、このファイルサーバーのハードディスクも2重にバックアップをとるほうが安全です。ハードディスクの故障はいつ起こるかわかりませんので1台だけでは不安です。

パソコンを使ってRAID(ハードディスクのミラーリング)にするという手もありますが、常時起動が基本ですので、家庭で使うには電気代などが気になります。
そこで家庭用にお勧めなのは、LAN接続のハードディスク+USB外付けハードディスクをセットで使う方法です。
ファイルサーバーとしてLAN接続のハードディスクを使いそのLANディスクにUSBの外付けハードディスクを接続しバックアップを取る方法。
こうしておけば、LANディスクが壊れてもデータは残ります。

又、複数人でパソコンを使う場合は、同じファイルを同時に扱わないような注意が必要ですがこちらは今回割愛します。

ここまでで、自分で作ったデータのバックアップに関しては使い方に応じてある程度の対策が取れると思います。
次回はシステム(Windows)のバックアップはどうすればいいのか?を考えましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました